2015年度活動報告

2015年11月13日

平成27年度 葛飾支部学術公開講座のご報告

葛飾支部学術公開講座      広報通信担当員  寺山 勝也

 平成27年10月3日(土)18時より新葛飾ロイヤルクリニック別館3階会議室に於いて、「葛飾支部学術公開講座」を開催しました。
今回の学術講習会は一般公開とし、会員は勿論の事、施術所従業員及び患者様も参加可能でしたので会場はほぼ満員となり、有馬副支部長及び萩原豊久会員の司会のもと、今回ご協力を頂いたイムスグループスタッフ紹介及び病院案内、魚地支部長の挨拶、そして講師をなさって下さった新葛飾病院心臓血管外科医長中村智一先生のご紹介があり、下肢静脈瘤について講演して頂きました。
寝ている時に脚がつる、脚がだるい、夕方になると脚がむくむ等の症状があり、また長時間の立ち仕事や座り仕事の方は大きな自覚症状がない為、もしかすると既に足の病気になっている可能性があり、どのような治療を行うか、最新の手術法等をわかりやすく講演して頂きました。
 臨床上我々柔道整復師は患者様の「生の脚」を施術する機会が多数ある為、「本当は怖い下肢静脈瘤」の理解を深める事により病気の発見と適切な処置を行う事が出来るという重要性を認識する事が出来ました。
 また、今回の公開講座を快く引き受けて頂いたイムスグループ新葛飾病院の医師及び職員の皆様との交流で、医接連携関係をより強固にする良い機会にもなりました。

2015年10月24日

東日本豪雨に伴う救護ボランティアのご報告

東日本豪雨に伴う救護ボランティア

東京都柔道整復師会 葛飾支部長 魚地桂一

平成27年9月月9日台風18号による豪雨により茨城県常総市などで利根川等の河川が氾濫し大変な事態となりました。
家屋は流され床上浸水等によりライフラインが止まり地域住民は各避難所へ着の身着のままで避難するという状態となり数日間家に帰れない状態が続きました。
そこで私達はこの度の東日本豪雨に伴い、9/13(日)
支部から(緊急ですが)4名(黒田、魚地、山本、内海)でボランティア救護活動に行きました。
場所は守谷中学校、常総市水海道総合体育館です。
実際に被害のひどかった地域は常総市でしたが車で現地まで行く事が困難(自衛隊、マスコミ等の渋滞や道路が使えないなど)な為常総市の隣の守谷市で主に活動しました。
130名程の避難者があり20数名の施術をさせていただきました。
被災者の方の体育館での環境は精神的、肉体的につらい環境での4日目ですが今回の災害で転倒して怪我をした方や以前より腰や膝などの痛みで困っている方が多数いました。
東北の震災の時ほど怪我の方は多くありませんが急性期ばかりでなくいつの時期に於いても柔道整復師は認知されていますし求められていて活躍の場は沢山あります。
そして今回感じた事は緊急で行く場合、なかなか市に受け入れてもらうのが複雑な事、たまたま今回は会員が守谷市に知り合いがありうまくいきましたが、翌週に常総市に行こうとしたところまた1から説明しなければならないという事です 各市ごとの緊急時の連携がうまくつながっていない様に感じました。
そして今回は東北の地震の時と大きく違う所は被災者の方が数日で自宅に戻れる事です。
東北の時は放射能の影響で数ヶ月、数年に渡り帰れないという環境よりは精神的な面で
やや違いを感じました。
今後もこのような事はない方が良いのですがその状況になれば迅速に動けるようそして少しでも力になれるよう頑張っていきたいと思います。