2013年度活動報告

2013年12月6日

25年10/6 葛飾区総合防災訓練のご報告

葛飾区総合防災訓練
広報通信担当員 津久井 佑隆

平成25年10月6日(日)東京理科大学葛飾キャンパスにいじゅくみらい公園において開催された、葛飾区総合防災訓練に医療救護班の一員として参加してきました。
今回、葛飾支部からは魚地支部長、吉原副支部長、萩原秀夫副支部長、萩原豊久会員、津久井の5名が参加することとなりましたが、いずれも速やかに持ち場につき、いつでも要救護者の受け入れを行えるように準備を進めました。
午前8時30分、模擬災害放送を合図に訓練が開始され、それまで暖かい日差しに包まれていた現場に、一気に緊張した空気が張りつめました。
葛飾区医師会を中心に、歯科医師会、薬剤師会、日本赤十字等の先生方も参加され、連携を深めていくには絶好の機会でした。
トリアージ会場では、続々と模擬被災者が搬入され、医師によりカテゴリー分けが行われ、症状により各ブースへと搬出されていきました。
その中で柔道整復師ブースへと促されるケースも多数あり、骨折、脱臼、捻挫、打撲等の応急救護を迅速かつ的確に行うことができました。
今回は、例年と違い医師会からの要請により集まっていただいた800人ぐらいの一般区民に向け“応急救護の重要性について”魚地支部長をはじめ5名の会員にて実技を交えた講習会を行いました。
これにより、行政だけでなく、参加されたすべての方々に柔道整復師の重要性をアピールすることができました。
小さなお子様からご高齢者まで、老若男女問わず多数の参加者が集まり、医療救護訓練だけでなく、消火訓練など、普段では経験のできない訓練を真剣なまなざしで取り組んでいる姿がとても印象的でした。
総括では「災害は忘れたころにやってくるだけではなくて、忘れなくてもやってくる。」というお話もありました。
目に見えない危機に立ち向かうために、日ごろからの備えはもちろんのこと、柔道整復師としての災害現場における役割と必要性について改めて考えていかなくてはいけないと思う一日となりました。