平成26年11月9日総合防災訓練参加のご報告。

葛飾区総合防災訓練
広報通信担当員 津久井 佑隆

平成26年11月9日(日)東京慈恵会医科大学葛飾医療センター、青戸小学校において開催された、葛飾区総合防災訓練に医療救護班の一員として参加してきました。
今回、葛飾支部からは魚地支部長、吉原副支部長、岩田大右会員、田中俊和会員、津久井の5名で参加いたしました。
あいにくの大雨の天気の中、中止になる可能性もありましたが、持ち場につき、要救護者の受け入れを行えるように準備を進めました。
午前9時00分、いっせい防災行動訓練(シェイクアウト)が開始され、それまで大粒の雨が徐々にやんできました。
葛飾区医師会を中心に、歯科医師会、薬剤師会、日本赤十字等の先生方とも連携を深めながら、トリアージ訓練が実施され、続々と模擬被災者が搬入され、医師によりカテゴリー分けが行われ、症状により各ブースへと搬出されていきました。
柔道整復師ブースへと促されるケースも多数あり、骨折、脱臼、捻挫、打撲等の応急救護を行い、中には実際の訓練中に転倒し足首を強く捻った自治会の方もおり、的確に処置を行いました。
これにより、行政だけでなく、参加されたすべての方々に柔道整復師の重要性をアピールすることができました。
小さなお子様からご高齢者まで、多数の参加者が集まり、医療救護訓練だけでなく、自衛隊による災害救助現場の実演、消火訓練など、普段では経験のできない訓練を真剣なまなざしで取り組んでいる姿がとても印象的でした。
総括では「雨の中行えたというのは、災害はどんな状況でもやってくる、その状況を経験できたのは大きい次につながる訓練ができた。」というお話もありました。
目に見えない危機に立ち向かうために、日ごろからの備えはもちろんのこと、柔道整復師としての災害現場における役割と必要性について改めて考えていかなくてはいけないと思う一日となりました。